一般にコーヒーは熱い状態で飲み、美味しいかどうかを判断します。

しかし最も正確に味を判断できるのは、熱いコーヒーではないそうです。
 

 
第15代ワールド・バリスタ・チャンピオン・井崎英典さんが著書「世界一美味しいコーヒーの淹れ方」で、味を評価するのに適したコーヒーについて解説されています。
 
同書の98ページから、一部を抜粋して紹介します。(この本は参考になりますよ!)
 
以下の文字修飾は当サイトによるものです。

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ワールド・バリスタ・チャンピオンが教える 世界一美味しいコーヒーの淹れ方
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味を最も正確に判断できるのは冷めたコーヒー

井崎さんによると、コーヒーの味を調べるなら冷ました状態が良いのだそうです。

コーヒーの味を客観的に捉えるスキルは必ず必要になってきますので、まず「コーヒーの味わいをどう評価すべきか」について答えていきたいと思います。
 
最も簡単な評価方法は、「冷めても飲めるコーヒーであるか、否か」です。
 
拍子抜けしたかもしれませんが、この方法が最も確実で、正確に品質の可否を判断できる方法なのです。
 

「冷めても美味しいなら本当に美味しいコーヒー」というわけですね。

素晴らしい品質のコーヒーは冷めても飲むことができますが、品質、または抽出に問題があると、エグ味だったり、収斂性を感じる味わいが突出し、飲み干すことに苦労する、もしくは飲み干すことができません。
 
論理的に評価を導き出すことも可能ですが、まず味わいを評価する第一歩として「冷めても飲めるか?」という基準を一つ設けておくと、品質の判断が付きやすくなると思います。
 

自分でドリップしたコーヒーは熱いうちに飲んでしまうことがほとんどですが、時には冷まして飲むのも味の確認のためには良いかもしれませんね。