2016年のWorld Brewers Cupチャンピオン・粕谷哲さんは、当然ですが一般人より何倍も多くのコーヒーを飲んでいます。
そんな粕谷さんには、これまでで「最高!」と感じたコーヒーが3つあるそうです。
このコンテンツでは、そのうちの2つを紹介します。
粕谷さんの著書「世界一の4:6メソッドでハマる美味しいコーヒー」136~137ページから一部抜粋しています。(この本は参考になりますよ!)
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粕谷さんが「最高に美味い!」と思ったコーヒー
粕谷さんは「僕が『最高に美味い!』と思った3つのコーヒー」として、その思い出を語られています。
これまでに僕は、数え切れないほどたくさんのコーヒーを飲んできました。
その中でも印象的で、「最高に美味い!」と思った3つのコーヒーを紹介します。
そのコーヒーは以下の通りです。
バリスタになりたての頃に出会った「エル・インヘルト農園」のパカマラ
ひとつめは粕谷さんがバリスタとしてのキャリアを始めたばかりの頃に出会いました。
コーヒーファクトリーでバリスタになりたての頃に出会い、衝撃を受けたコーヒーです。
当時は、店のミスターらと毎日のようにカッピングをしていました。
ある日、いつものようにカッピングの準備をしていると、10種類以上の中でひと、ずば抜けていい香りがするものがありました。
口に含んでみると、出会ったことのない素晴らしい味。
COE1位になったことがあるグアテマラ「エル・インヘルト農園」のパカマラでした。
その後、多くのコーヒーに出会いましたが、あの時の衝撃を超えるものは滅多にありません。
WBrC2015の優勝者が淹れたコーヒー 粕谷さん「100%負ける」
もうひとつはバリスタチャンピオンが淹れたコーヒーです。
JBrCで優勝した後、僕はWBrCで使うコーヒーを探し始めました。そして、生豆を扱うアメリカの会社「90+(ナインティ・プラス)」のエチオピアの農園を訪れました。
そこには前年のWBrCチャンピオンも来ており、エチオピア在来種をHARIOのV60で淹れてくれました。
これが衝撃。
とてもフルーティーで、苦みが全くなくて。
当時の日本は大会でも中煎り程度が主流で、初めての味に「このままでは100%負ける」と思いました。
そこから僕は、世界大会に向けてのレシピをゼロから考え始めました。
これは、美味しいコーヒーを淹れるためには、美味しいコーヒーを知り、自分の中の「美味しい」をアップデートすることも大事だと実感させられた経験でもあります。
3つ目のコーヒーについては、粕谷さんの本で確認してみてください。
豆は有名な”あの品種”で、「酸味も甘さも、何もかも完璧」だったそうですよ!
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