佐野さんに聞いてみました。
「ティーバックを水につけて作るアイスコーヒーがありますよね。
ああして作るアイスコーヒーと、ハンドドリップなどでホットコーヒーを作り、それを冷やすのとどっちが美味しいのでしょうか?」
佐野さんの答え
「ホットコーヒーを冷やすほうが美味しいです。
コーヒー豆から出る成分は、お湯(水)の温度によって違いがあります。なので、お湯を使ういわゆる普通のドリップでは出る成分が、水につけただけでは出ません。
豆から抽出される成分が、水だと少なくなるわけです。
福岡にあるお店「ひいらぎ」さんでは、ハンドドリップしたコーヒーを入れたシェーカーを、お客さんの前で氷水で冷やし、アイスコーヒーにして提供されています。
豆本来の味を出せるのはお湯でドリップした後、冷やしたアイスコーヒーだと思いますが、ティーバックタイプで水から抽出したアイスコーヒーがお好みなら、それで何の問題もありません。好みは人それぞれですので。
その人が美味しいと思ったコーヒーが、美味しいコーヒーなのです」
(※管理人注:私としては、これは佐野さんが一貫してお持ちになっている信条だと考えています)
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