第15代ワールド・バリスタ・チャンピオン・井崎英典さんには、コーヒーを抽出する際のルールが6つあります。

井崎さんの著書「世界一美味しいコーヒーの淹れ方」に、そのルールについての解説がありました。
 

 
同書の153ページから一部を抜粋して紹介します。

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ワールド・バリスタ・チャンピオンが教える 世界一美味しいコーヒーの淹れ方
※試し読み・kindle版あります

井崎英典さん抽出の6つのルール

6つのルールは以下のとおりです。
 
1 豆の重さ
計量スプーンは体積を測るため、焙煎度合いによって重さが変わる。スケールで重さを測る方が正確。
 
2 お湯の重さ
大雑把な目盛りで〇杯分、などと量を測るのではなく、使用するお湯の重さを測る方がお湯と豆の正しい比率を守れる。
 
3 抽出時間
味に一貫性を持たせるには、抽出にかかる時間を管理することが有効。長すぎず、短すぎない、適切な時間に調整する。
 

 
4 温度
温度によって濃度感は大きく変わる。焙煎度合いによって温度をコントロールすることが、好みの味に近づく秘訣。
 
5 蒸らし
お湯をコーヒーの粉にすばやく均等に行きわたらせ、本抽出で効率よく抽出することが目的。コーヒードームの膨らみ方とは関係ないので注意。
 
6 注ぎ方
流量、流速、回数、高さなど、注湯にはいくつものコツがある。粉をお湯に均等に触れさせるためには、ベストな数値がある。